支店ダイアリー

【総合企画】誰も知らない劣化調査・・・

昨年、国土交通省国土技術政策総合研究所による 「既存戸建木造住宅の現況及び劣化状況に関する調査」 のお手伝いをさせて頂きました。

なんやら長い調査名前ですが、簡単に言えば既存住宅(築10年~築年の古い住宅)の劣化状況を目視調査と解体調査を行い、躯体に生じた劣化・損傷の傾向を調べるというものです(まだ、解りにくいか・・・)

2014050115124919797.jpg
・目視調査 外観は何ともないようですが・・・・

201405011513133735.jpg
・劣化調査 内部はシロアリに食べられていました。

(安成工務店)に課せられた件数は3~4件。

既存建物を解体して新築する工事はあるのですが、調査員や工程の調整がうまくできませんでした。
が、3月末でようやく3件の調査を終えることが出来ました。

1件目は築年数50年以上の建物の増築工事案件で、調査員4名と指導者2名で2日間みっちり調べました。
調査方法は建物の床下から小屋裏まで細目まで目視調査で劣化場所(シミ、割れ、腐朽など)を調べ、原因をみんなで推測します。
次に、劣化場所を解体して原因を追究します。
雨漏りなのか?湿気による腐朽なのか、蟻害なのか?
普段はこのような調査は新築工事では行いませんし、耐震改修工事やリフォーム工事でも劣化の原因追求まではあまりしませんので、いい勉強になりました。

2件目は、改修(リフォーム)工事で工程が読めず随時対応でしたので2人での調査でした。
築30年くらいの建物で、在来工法のお風呂やトイレ周りは若干の腐朽がありました。
昔は湿式工法(現場でタイルを張ったり、壁を塗ったり左官さんのお仕事が多かった)でしたので、多かれ少なかれこのような現象はあったと思います。

3件目は建て替え工事で車輛が入らない場所。
工程が厳しく調査が理由での工事遅延は認められませんので、解体業者さんと一緒に調査。

「床板撤去したら潜って調査しますから、ちょっと待ってて下さい!」
「風呂のタイル割りますよ」

など、解体の邪魔をしないようにこそこそ調査しました。
あれ?調査員は僕だけ・・・・。
いつの間にか一人になっちゃいました。
 
リフォーム工事を検討されている方はお宅の現状を把握して貰い、適切な判断をしてもらうことが大切です。
水回りや間取りの更新だけでなく、建物の寿命を延ばすためには耐震改修(補強)と断熱改修が大切になってきます。
特に断熱改修は生活空間での温度差が少なくなり、ヒートショックによる家庭内事故を防ぐことが出来ます。
おまけに、断熱改修をしたら、光熱費が今よりどれだけ安くなるかの検討もできちゃいます。
高いと思う断熱工事も、光熱費が安くなり、快適な空間になるのであれば検討要素大ですね。
交通事故より家庭内事故で亡くなる方が多い昨今、耐震改修工事と断熱工事で建物と人の命を伸ばしたいものです。

●総合企画室 芳西

資料請求
資料請求はこちら

※資料請求を頂いたお客様に、営業のお電話や訪問等は一切いたしません。