支店ダイアリー

【総合企画】東京出張の折に

10月18日に横浜市で開催されたエネマネハウス2015を見学してきました。

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この展示会は「学生が考える、将来の家」をテーマに「エネルギー」「ライフ」「アジア」3つのコンセプトで、先進的な技術や新たな住まい方を大学と企業が考え、採択された5つの大学が一堂に集まり実棟で実証実測をするものです。

今年で2回目の視察でした。
昨年は地元大学は参加していませんでしたが、今年は山口大学が参加。

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他には 関東学院大学、

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芝浦工業大学、

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立命館大学、

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早稲田大学です。

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期待を胸に、

①建物コンセプト
②新技術の取り組み
③ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に関する取り組み
④参加しての感想

を聞きまくりました。

各大学とも建物コンセプトに関しては、「自然エネルギーを享受」という回答が多く、機械制御の空調や照明ではなく、「住まい手が自然の恩恵を受ける意識を持たせる」提案や「住み方に可変性を持たせる」など、「住まい手」がエネルギー削減に知恵を働かせるような提案が多いように感じました。

これは「アジア」という気候条件やインフラが整備されていない地域の事など考えての提案であると感じ、今後の環境住宅の進むべき方向性を感じました。

新技術の展開では、多くの大学で「蓄熱」の取り組みが見られました。
これまでは建物の性能は「断熱性能」や「気密性能」の向上に関心が向いていましたが、最近の動向として「蓄熱性能」への取り組みが多いような気がします。

太陽などに暖められた蓄熱材(コンクリート、水など)は自然に放熱するので、ため込んだ熱用を欲しい時に使うことはできません。
ですが、潜熱蓄熱材は温めたい温度になるまで熱を貯め込んでおくことが出来る画期的なものです。
理屈は割愛しますが、「熱の貯金箱」みたいなものです。

普通は暖房軽減に使うのですが、薪ストーブの熱を壁に蓄熱して室温低下を防止するアクティブな手法や、重力換気への利用もあり発想の転換には頭が下がりました。

ZEHに関しては、太陽光発電利用はすべての大学において採用されていましたが、あくまで補助的な利用にとどめられていました。

「ZEHの定義」に関しては、設備に頼らず建物の性能を上げて化石エネルギーを使わない工夫が多く見られたところは、安成工務店の取り組みと同じなので、共感を覚えました。

・・・・・というより、これが王道なのでと思います。
まずは躯体の性能向上と生活スタイルの改善が優先だと思います。

細かいところでは

①光を室内奥まで導く建材で照明負荷を減らす
②縦通気工法の提案
③木材と鉄骨を融合させた調湿空間
④戸建ではなく集合住宅全体でエネルギーシェアー
⑤雑排水の循環再利用システムの方法
⑥給湯器機能付きの薪ストーブ

など、昔の日本人の生活に技術力を持って回帰するような内容が多く、国が求める建物自体の性能向上の方向性は合致していたように感じました。
多くの学生に丁寧な説明をして頂き、一つの事に熱中し達成した生き生きとした目の輝きに感動し、最新の技術に依存するだけでなく今の生活スタイルに疑問を持ち、温故知新であるべき生活スタイルを求めている姿に喜びを感じた瞬間でした。
 
やっぱり地元山口大学の内容は素晴らしい(ひいき目でなく、実現可能な内容)、こんなに熱い思いの学生が欲しいと思いながら担当教授とお話しをさせて頂きました。その中で

①山口大学と安成工務店がもっといろいろな共同研究をしたい。
②山口大学の優秀な学生を地域の人材として活用したいこと。

等あげられました。
現在も山口の大学出身の社員が第一線で活躍していますので、もっと地元の大学と情報共有し、地域活性化する山口にしたいと思いました。

■総合企画室 芳西

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