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【総合企画】屋久島!第15回九州森林フォーラム参加!(1)

みなさん、こんにちは。総合企画室の渡邊美恵です。
5月13日14日に屋久島にて開催された「第15回九州森林フォーラム」のご報告です。
 
まずは鹿児島からフェリーで屋久島に向かいます。
到着まで4時間!乗船からゆったりとした屋久島時間が始まっています。
そして海の向こうに見えてくる屋久島のシルエットはまさに「ひょっこりひょうたん島」、

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 ①近づいてくる屋久島。台風が過ぎ去ったばかりです。

今回の担当理事浦田さん他島の方々に温かく出迎えていただき、学生時代(宮の浦岳に登りました!)以来の島上陸です!
 
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 ②出迎えて頂いた浦田 功さん、堀内直哉さん 島の方々

まずは屋久島の群生林を見学。歩くかしこに水が湧き流れ、豊かな苔とごつごつした樹と濃い緑、
力強いけど優しい森のパワーを全身に感じます。
90分山を歩いた後は、なんと昨日までの疲れが吹っ飛んで元気になりました。

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 ③水が流ているこんな場所がいたる所に       ④豊かな水が島のエネルギーも支えています。
 
ここで、教えていただいた屋久島の特徴を復習してみます。詳しくはこちら

そして今回のフォーラムのテーマは「島の森と生きる~自然の豊かさと共存する暮らし~」。
なかなか難しいテーマです。そこで今度は屋久島の森の歴史を調べてみます。詳しくはこちら

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 ⑤永い間風雪に耐えた(台風だけでなく雪も降る)仏陀杉 ⑥千年杉の根元に共生する桂の木

そんな様々な背景を勉強しながら見学を終え、屋久島の森、林業、木材利用の専門家の方、
島民の方そして九州森林ネットワーク会員の参加する交流会です。
今までの中でも一番と言っていいほど地元の方の参加が多く、屋久島の森の話、手作りの郷土料理、
島の方の温かさに包まれた交流会となりました。

※その(2)へ続きます。

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 ⑦浦田さんの奥様はじめ島の方手作りの料理 手前はトビウオの姿揚
 ⑧地元の方も沢山参加し、大盛り上がりの交流会!余興は浮羽森林セラピーの方々のひょっとこ踊り!

※②⑥の写真は自然木 村田さん撮影

(リンク)
・九州森林フォーラム
 http://www.geocities.jp/shinrin9net/
・浦田 功さん (屋久島大屋根の会)
 http://www13.ocn.ne.jp/~ooyane/
・堀内直哉さん (屋久島ガイド)
 http://yakushima-tabi.com/?page_id=42



<屋久島の特徴>
周囲約130kmの丸に近い形の島。
その中央に九州最高峰の宮之浦岳(1,935m)をはじめ1,800m以上の山々がそびえ、面積(約54,000ha)の約9割が森林、そのまた8割程が国有林。
年間雨量が多く、山頂部と海岸部の気温差が大、海岸部が晴れていても山頂では雨が降っていることも多い。
島の電力自給は100%、主に水力発電でまかなっている。(なんと九州電力ではない地元の企業)
多様な植生が垂直に分布し、屋久島固有種も100種を超える。
1993年にユネスコ世界自然遺産に登録。
栄養の少ない花崗岩の島に生える屋久杉は成長が遅く木目が詰っており、降雨が多く湿度が高いため、樹脂分が多く腐りにくい特徴を持つ。
そのため樹木の寿命が長いといわれ、「縄文杉」「ウィルソン株」等1000年を超える杉が今も生き続けています!

<屋久島の森の歴史>
古来、屋久島の森はすべて神の山で、特に奥山は女人禁制の聖域でした。
島の人々は屋久杉を神木としてあがめ、伐採することはめったになかったとの事。
江戸時代に入り、屋久島は、島津藩直轄地となり、屋久島安房の出身の儒教者泊如竹が島津藩に屋久杉活用について献策した事から、屋久杉の一般的活用が始まったとされている。
明治になり、藩から国の管理下となった屋久島の森、島民は山林引き戻し行政訴訟を提起、敗訴するも、森の一部を地元住民の利益となるべき取り扱いをする権利を取得。
その後、林業は島の最重要産業となり、屋久杉は島の経済を支える資源として盛んに運び出されるようになった。

そして時代は高度成長期、国有林も含む屋久島の森の大規模伐採、開発が進みかけた時、「屋久島の森は屋久島に住む自分達で守る」また新たな考えを持つ島民たちが立ち上がり大規模伐採が1975年には禁止に。
1966年「縄文杉」の発見、そして世界遺産への登録となり、木を資源とする林業から、豊かな森と共存する暮らしの中の林業、豊かな森を保全する林業へと変化しつつある。
一方で屋久島の家が屋久島の木で作られていない現状や、年間40万人を超える観光客激増から、登山道周辺の自然破壊や山岳トイレ不足からの生活用水の汚染等の問題が大きくなってきている。

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