支店ダイアリー

【北九州】脱皮する家

まだまだ残暑厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この夏、思い切って「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」に行ってみました。
会場は越後妻有全体。とても大きな芸術祭です。作品数はおよそ370点ほど。

その作品の中の一つである「脱皮する家」という古い民家に泊まる事ができました。

美しい棚田と里山が残る、山深い集落。大きな杉の木にかこまれてその家はあります。
家に一歩足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んで来たものは・・・全てが劇画タッチ!!!???梁も、天井裏も、床も・・・何もかも、ぜ~んぶ彫られてます!
ありえない~・・・。
夜に到着したのでちょっと怖いくらいでした。

全て手で彫ったそうです。
実際見るまではこんなにスゴイとは思いませんでした。

メイキングも凄まじいものでした。
築150年ほど経った家。
歳月を重ね、藁葺き屋根や外壁にはトタンが被せられ、人が居なくなり煤と埃まみれになり一体どのような骨格をしているのか分からなくなっていた空き家を、先ず剥がしていく。

そしてリフォーム。

更に「彫る」という行為によって甦らせたそうです。
彫るのに1~2年くらいかかっているそうで・・・。
日本大学藝術学部彫刻コースの有志の方がひたすら彫ったそうです。

木でできてる家だから、彫れるんだな~・・・なんて思ったり。
彫った痕を見て逆に木の家である事を実感したり・・・。
こんなにじっくり梁や柱を見る事はなかなか無いかもしれません。
いや、壁も・・・・。

裸足で歩くととても気持ち良かったです。
一般的な家としての機能には全く必要が無いように思える彫刻が全面に施され、機能している不思議さを感じました。
建てた人も、約150年後にこんな姿に再生されてしまうなんで全く思っていなかったでしょうし(^^;。

こんな魂のこもった古民家再生ってすごいな~、と単純に思いました。
稚拙な感想しか書けず申し訳ないです・・・。
帰ってからもずっと頭から離れないくらい強烈な思い出となりました。

■北九州支店 小林

※写真の一番下はおまけ写真。まつだい「農舞台」にあるイリヤ&エミリア・カバコフの『棚田』という作品です。農舞台に行ってみないと作品の全貌はわからないようになっています。機会があれば行ってみて下さい。

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